ご注文番号:19660
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:越後守包貞
新刀:上々作:大業物:摂津
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は越後守包貞としては最上作にランクされる作品です。
上々研磨済み
はばき:金着一重
刃長:70.8センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:2個
元幅:3.2センチ
先幅:2.25センチ
重ね:0.68センチ
刀身重量: 810グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅が広く重ね厚く反りやや深く付き
切先の延びた体配の良い刀。
地鉄:小板目実に良く詰んで地錵が付き精良な大阪地金となる。
刃紋:刃区より直刃、その先匂口の深い互の目乱れに丁字乱れとなり、帽子丸く先掃掛となる。
特徴:二代越後守包貞は美濃の出身とも高知の出身ともいわれ、
大阪に上り初代山田太夫包貞の弟子となった後養子となり二代を襲名する。
匂口の深い互の目乱れを得意とし、同時期の津田助広、
井上真改に肉迫する高い技量を示す名品が多い。中には助広に迫る傑作も見られる。
延宝七年(1679)からは越後守包貞を実子の初代山田岩松に譲り、
坂倉言之進照包と改名した。初代よりさらに切味に優れ、大業物に指定されている。
棟の庵が高いのが特徴の一つである。大変興味深いことに、
包貞銘には殆ど裏銘がないが、照包銘には殆ど裏銘がある。貞享元年(1684)までの年紀作がある。
拵:
鍔:伝形の赤銅魚魚子地鍔に雲と龍を高彫りし金の色絵をほどこす。
縁頭:赤銅魚魚子地に金で色絵をほどこす
鞘:黒呂色鞘
目貫:金(無垢又は色絵)で龍の図柄を高彫りする。
小柄:赤銅魚魚子地に龍の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
笄:赤銅魚魚子地に龍の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
返り角:鐺:栗形:赤銅魚魚子地に金で色絵をほどこす。
葵美術より一言:本作の越後守包貞は匂口の深い、やや小ずんだ互の目乱れで
濤乱刃とはやや趣きが異なりますが、良く出来た作品です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形
価格: 2,000,000円(消費税、送料共)
100%
好评率