注文番号:16541
刀:白鞘入り (保存刀剣) (委託品)
銘:幕府臣川井久幸 75歳作
文政7年2月飯田近禮佩之
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は川井久幸としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み かなり上手な研磨師によって研磨されております。
はばき:銀一重
登録証番号:東京都179038号
交付年月日:昭和48年6月18日
刃長:69.2 cm (2尺3寸)
反り:2.3 cm (7分6厘)
目釘穴:1個
元幅:3.04 cm
先幅:2.04 cm
重ね:0.75 cm
時代:江戸時代末期頃 文政7年(1824年)
体配:身幅、重ね共にしっかりとした刀で表裏の棒樋を彫り反りが深く付き切先の延びた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌実に良く練れて地錵が付き綺麗な肌合いとなる。
刃紋:錵出来互の目乱れに砂流が良く掛かり足が働き刃中砂流が入り帽子乱れ込む。
特徴:川井久幸は本名を川井亀太郎と称し、士分格(武士階級)であることから「幕府臣」と銘を切る。斬れ味をとりわけ重視して研究し、細川正義門で学んだ後に一貫斎義弘にも学び、評価の高い作品を制作する。
なを川井家は幕府の名の知られた侍で槍の制作も多く、地味ではあるが地鉄が良く刃紋に至まで斬れ味にこだわった作品を制作する。
本作は飯田近禮による注文打ちで、流石美しい地鉄と変化に富んだ互の目乱れを焼き上げている。
幕府臣川井久幸と唱えた体配の良い注文打ちの作品を是非御薦め致します。彼の作品の中でも傑作といって良い作品です。是非お求め下さい。
佩刀した飯田近禮は文武に優れていた武士であったらしく、浅井方勝と共に諸家姓氏元祖傳の編纂にあたったと考えられます。
時代背景:文政7年5月、大津浜事件。英国の捕鯨船員12名が常陸国大津に上陸し、水戸藩に逮捕される。当時日本は鎖国していた。
船内に壊血病者がいたことから新鮮な野菜や水を補給するために上陸したことが尋問からわかり、水戸藩はこれらを船員たちに与えて船に帰した。
この事件は翌年の異国船打払令の一因となった。
保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形
価格 750,000円(消費税、送料共)
编号:16541
刀:原木色刀鞘入 (保存刀剑) (委托品)
刀铭:幕府臣川井久幸 75歳作
文政7年2月飯田近禮佩之
刀鋤材质:银一重
登录证编号:东京都179038号
交付年月日:昭和48年6月18日
刃长:69.2 cm (2尺3寸)
反:2.3 cm (7分6厘)
目钉穴:1个
元幅:3.04 cm
先幅:2.04 cm
元重:0.75 cm
时代:江戸时代末期 文政7年(1824年)
体配:设伏元重饱满充实,表里雕刻棒樋,反深,切先略长,刀姿优良。
地铁:小板目肌,地沸附,地金绮丽。
刃文:飞出来互目乱,刃中砂流流动,帽子乱込。
介绍:川井久幸原名川井龟太郎、由于是士分格(武士阶级),因此切铭:幕府臣。重视刀剑斩切味,先在细川正義门下学习,后向一贯斋義弘学习。
川井家也锻造了大量的枪,切味优良,地铁精良,刃文优美。
保存刀剑鉴定书
葵美术评价鉴定书:全身押形
售价:750,000円
100%
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