ご注文番号:19125
刀:白鞘入り、拵え付き(第64回重要刀剣)
銘:無銘(為継)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(為継)としては最上作にランクされる作品です。
最上研磨済み
はばき:金着一重
刃長:2尺3寸(69.7センチ)
反り:4分 (1.21センチ)
目釘穴:2個
元幅:2.88センチ
先幅:2.08センチ
重ね:0.6センチ
刀身重量: 670グラム
時代:南北朝時代
体配:大摺上無銘で身幅、重ね尋常な
反りやや浅く切先やや延びた体配の刀
地鉄:板目肌に大板目肌が交り更に杢目肌が交り
地景が入って肌目が良く見て取れる強い地金となる。
鎬地:板目肌に柾目が流れる
刃紋:錵出来匂口深く直刃に小足が入り、中程から匂口深く
二重、三重刃となり刃中、砂流、金筋が良く働き
帽子、二重刃に掃掛て焼詰める。
特徴:為継は通説、郷義弘の子で、則重に師事したと伝えているが、
年代的な点にはなお検討の余地が有るとされる。
延文二年(1357)及び応安二年(1369)紀で「越前国藤原為継」銘の作が押し形に見られ、
また実存する作に応安七年紀で「濃州住藤原為継」銘の作があることから、
応安二年より同七年(1374)の間に越前より美濃に移住した事が分かる。
拵:
鍔:木爪型鉄鍔に昆虫の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
蝸牛、バッタ、蟷螂、蝶、鈴虫、蛙、蜻蛉、蜻蛉のさなぎ、
かぶと虫、蜂、等を良く模写して彫り上げる。
縁: 赤銅地に富士山を高彫りし素銅地、金の色絵をほどこす。
頭:夜空に浮かぶ月の図柄を金で色絵をほどこす。
鞘:青貝散らし鞘
目貫:赤銅で蝶の図がrを高彫りし素銅地、金の色絵をほどこす。
葵美術より一言:一見すると地金から則重を思わせる作品で
地金が素晴らしく板目に大板目、杢目が交り肌が良く立ち
地金の様子を良く見て取れる。刃紋は匂口の深い互の目乱れ調に
砂流、金筋が良く働き帽子の働きも横溢で激しい出来をしております。
穏やかな中に激しさを伴った名品であります。
ぜひ相州伝の見事な作品をお求め下さい。
なお拵は青貝ちらし鞘、鍔は虫の図柄であり
柄巻きはしっかりとした捻り巻きで出来の良い拵付です。
第64回重要刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形
価格: 2,500,000円(消費税、送料共)
100%
好评率