ご注文番号:19712
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:肥前国河内守藤原正廣(2代)
新刀:上作:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国河内守藤原正廣としては最上々作にランクされる作品です。
上研磨済み
ハバキ:金着一重はばきに牡丹の図柄を彫る。 作者:秀宗
刃長:69.4センチ
反り:1.9センチ
目釘穴:1個
元幅:3.19センチ
先幅:2.09センチ
重ね:0.66センチ
時代:江戸時代寛文の頃
体配:多少の区送があるが身幅が広く重ね厚く
反りが深く切先が延びた体配のよい作品です。
地鉄:小板目肌に小杢目肌があ混じり地錵が良く付き
綺麗な精良な肥前の小糠肌となる。
刃紋:刃区よりのたれでその先匂口の深い
互の目乱れとなり刃中、砂流、金筋が働く
帽子匂口の深い丸く返る。
特徴:肥前河内守正広は、初代肥前国忠吉の系統に
あたり名は橋本弥七郎と称する。
初代正広の長男で初銘を正永と切り、初代正広没後、
寛文五年に河内守正広と改名している。
初銘を肥前国武蔵守藤原正永、次に肥州佐賀住藤原正広、
肥前国河内守藤氏正広、肥前国河内守藤原正広などと切る。
元禄12年、73歳で歿している
出来は匂口の深い直刃、互の目乱れ、
大互の目乱れとなり他の肥前刀とは趣きが異なる。
夏の積乱雲を思わせる作品は圧倒されます。
本作は、中直刃出来の素晴らしい作品で状態も良く瑕欠点のない作品です。
葵美術より一言:昨今良質な作品が市場から消えてしまった
感がございます。本作は二代内守藤原正廣です。
以前ですと重要刀剣にも合格出来る作品でしたかが
最近の審査は難しくと考えますが、出来は問題なく傑作といって良い左悪品です。
特に夏雲のもくもくした積乱雲にも例えられ匂口の深さや
刃中の働きが横溢であります。私見ではこの初代二代の正広は
新刀上々作にランクされてもおかしくないのですが上作に留まっております。
この様な夏雲に浮かぶ積乱雲の様な刃紋の作成は極めて難しく
相当な高技量であったと考えられます。
是非お求めになられます事をお勧め致します。
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