注文番号:16563
刀:白鞘入り、拵え付き(重要刀剣第60回)
銘:肥前国忠吉(初代五字忠吉)
新刀:最上作:最上大業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は肥前国忠吉(初代五字忠吉)としては最上作にランクされる作品です。
最上研磨済み
登録証番号:大阪16587号
交付年月日:昭和30年4月19日
刃長:2尺2寸6分 68.5センチ
反り:5分 1.52センチ
目釘穴:1個
元幅:3.07センチ
先幅:2.36センチ
重ね:0.6センチ
時代:江戸時代初期慶長の頃
体配:身幅やや広め重ねしっかりとした刀で反りやや深く切先が延びた慶長頃の体配をした刀。
地鉄:小杢目肌実に良く詰んで地錵が細かく良く付き地景が入り綺麗な澄んだ美しい地金となる。
刃紋:中直刃、僅かに浅くのたれを帯びて下半は食い違い刃風を見せ小互の目乱れを交え足、葉入り匂深く錵厚くつき中程やや錵崩れ砂流。金筋細かに掛かり匂口明るい帽子直ぐに小丸、先僅かに掃掛ごころとなる。
特徴:初代忠吉は橋本新左衛紋と称し肥前鍋島藩のお抱え工で慶長元年藩命により一門の宗長と共に京の埋忠明寿の紋に入り忠吉に鍛刀を宗長に彫刻を学んだ、同三年に帰国し佐賀城下に住し藩の庇護の元に一門は大いに栄えた、元和10年再度上洛し武蔵大掾を受領し名を忠広と改め、同時に源性から藤原性に変えて寛永9年8月15日に亡くなる。初代忠吉は制作年代によって銘字の書体変遷があり銘文も種々変わるが肥前国忠吉と5字銘に切る五字忠吉銘と肥前国住人忠吉と八字銘に切る住人銘と武蔵大掾忠広銘とおよそ三様に大別される。五字忠吉銘は最も珍重される作品です。この刀は杢目肌に小板目肌を交え地錵が厚く付き地景が細かく入り鍛えが精良でかつ景色に面白みがあり地鉄の特色が良く現れている。
刃中は中直刃を基調として所々小互の目乱れごころや浅いのたれが交わり足、葉などが入り錵が付き細かな砂流がかかり匂口明るく冴えるなど忠広時代に見る帯状の直刃とは異なったやや古色を感じさせる味わいのある直刃を焼いており初代の技量を遺憾なく発揮した出来の優れた作品であります。五字忠吉の傑作を是非御薦めしたい作品であります。
拵:
鍔:木爪型鉄鍔に耳を立ち上げ文字と思われる図と彫る。
縁頭:赤銅魚魚子地に茄子の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。銘:国保
鞘:黒呂色鞘。
目貫:赤銅地で弓矢の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
重要刀剣鑑定書第60回
葵美術評価鑑定書:全身押し形
価格:6,000,000円(消費税、送料共)
编号:16563
刀:原木色刀鞘入,附刀侟(第60回重要刀剑)
刀铭:肥前国忠吉(初代五字忠吉)
登录证编号:大阪16587号
交付年月日:昭和30年4月19日
刃长:68.5cm(2尺2寸6分)
反:1.52cm(5分)
木钉穴:1个
元幅:3.07cm
先幅:2.36cm
元重:0.6cm
时代:江戸时代初期庆长年间
体配:身幅宽,刀身厚重饱满、反稍深、切先长,庆长体配的刀姿。
地铁:漂亮的小杢目肌、地沸细附、地景入、地金绮丽澄亮。
刃文:中直刃、加浅湾,下半部为食違刃风格,交小互目乱,足叶入、气口深沸厚附,砂流金筋动。气口明亮帽子直小丸带扫挂。
介绍:初代忠吉称桥本新左卫门,是肥前锅岛藩藩工,庆长元年受藩命与宗长一起拜入埋忠明寿门下,忠吉学习锻刀知识,宗长则学习雕刻,三年后学成归国住于左贺城下,在锅岛藩的庇护,该派繁荣发展。元和10年再度上京受领武藏大掾一职并改名为忠广。同时改源姓为藤原姓。宽永9年8月15日逝世。初代忠吉根据制作年代的不同铭字的书写方式及刀铭的种类均有所区别,大体上有肥前国忠吉的5子切铭和肥前国住人忠吉8字铭、武藏大掾忠广铭这三类。其中5字忠吉铭是最为珍贵的。本作杢目肌交小板目肌,地沸厚附,地景细入,地铁精良。刃中为中直刃基调、小互目乱交浅湾,足叶入、沸细附、气口明亮,与忠广时代带状直刃不同,带有一种古朴风格。堪称是初代忠吉完美之作。
拵:
刀镡:木瓜形铁质,耳上雕刻类似文字的图案。
缘头:赤铜鱼子质地、高彫茄子的图案,金绘,有铭:国保。
鞘:黑吕色鞘。
目贯:赤铜质地,高彫弓箭的图案,金绘。
重要刀剑鉴定书第60回
葵美术评价鉴定书:全身押形
商品售价:6,000,000円
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