ご注文番号:19004
脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:陸奥大掾三善長道(初代)
新刀:上作:
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は:陸奥大掾三善長道としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:59.6センチ
反り:1.0センチ
目釘穴:2個
元幅:2.90センチ
先幅:2.0センチ
重ね:0.72センチ
時代:江戸時代寛文の頃
体配:ほぼ刀のサイズの長寸の脇差で身幅が広め、
重ねしっかりと反りやや浅く忌っ先がやや延びた体配の作品。
地鉄:小板目肌よく練れて地錵が付き肌立ち肌目が見て取れる。
鎬地:板目肌柾目に強く流れる。
刃紋:錵出来刃区より直刃その先互の目乱れとなり
匂口やや深めとなり刃中、砂流、細かな金筋が働く。
特徴:長道は陸奥会津藩工である三好長政の長男で通称は藤四郎。
十六歳で父と死別し父の門人長俊の教えを受ける。
当初は道長と称していたが万治二年(1659)二十六歳の時
上洛し陸奥大掾を受領、そのとき口宣案に「三善長道」と
誤記してあったので以後それに従った。
拵
鍔:円形の鉄鍔に赤銅で覆輪をほどこし松の木を赤銅で高彫りする。
縁頭:鉄地で花の図型を高彫りし金の色絵をほどこす。
鞘:黒呂色鞘
目貫:赤銅地で花の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
葵美術より一言:虎徹に私淑し、作風が酷似する。
会津では会津正宗,会津虎徹とも呼ばれた。徹底的に追求された切味の良さは
殊に有名で、多くの愛刀家の垂涎の的である。
延宝年中に江戸に駐槌,自力作を山野久英に試させ、二ツ胴,三ツ胴の好成績を示した。
山田浅右衛門吉睦がその著書「古今鍛冶備考」において、
自らの試斬の経験から最上大業物十二選の中の一人に選んでいる。
研鑽を重ねた結果、出来の良い物は虎徹を上回り、截断銘のある刀も多い。
貞享二年(1685)五十三歳で没した。二代長道以下代々藩工として活躍し明治の九代長道に至った。
本作は通常より長寸のほぼ刀のサイズのある脇差で迫力のある作品です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形
価格: 700,000円(消費税、送料共)
100%
好评率