ご注文番号:19737
刀:白鞘入り、拵え付き(第26回重要刀剣)(委託品)
銘:無銘(備前長船真長)
古刀:上々作:業物
葵美術正真鑑定書
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘 真長としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み 上々研磨済み
はばき:金着二重
刃長:69.5センチ
反り:2.1センチ
目釘穴:2個
元幅:2.88センチ
先幅:1.94センチ
重ね:0.70センチ
時代:鎌倉時代末期
体配:大摺上げ無銘で、鑢目切り表裏に棒樋を彫り
差裏の腰に素剣の浮彫りをほどこす。
身幅、重ね尋常な反りが深く付き切先尋常な体配の良い姿をした太刀姿。
地鉄:小板目肌実に良く綺麗な地金となり
地には細かな目立たない地景が混じり地錵厚く鮮明な映りが現れる。
刃紋:匂出来直刃よく締まり小互の目が混じり良く働く
帽子:浅くのたれて丸く返る。
特徴:真長は光忠の子で長光の弟と言われている。
長船一門中このたれの直刃出来を最も得意として
穏やかな匂口の良く締まった作風を示すのが特色である。
光を頂点として景光、近景、真長、が最も作域が似ており
特に切先にのたれて丸く返る三作帽子の作品の特徴がある。
中でも最も地金の美しいのがこの真長です。
拵:
鍔:円形の赤銅魚魚子地に波と龍と飛沫を高彫りし金の色絵をほどこす。
縁頭:赤銅魚魚子地に龍の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
鞘:黒呂色鞘
目貫:龍を高彫りし金の色絵をほどこす。金無垢かも知れません。
小柄:赤銅魚魚子地に龍の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
笄:赤銅魚魚子地に龍の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
葵美術より一言: 備前の筆頭として長光がおり
その作風の良くにた刀工に真長、景光、近景がおります。
帽子の特徴があり三作というのたれて丸く返る特徴のある帽子ですので
鑑定などでは当て易い作品と言えます。
中でも真景は最も地金が良いという評価があり
長光にも似た作品でかなり代作を行っていたのかも知れません。
いずれにせよ名品中の名品といえる作品で地金の良さと
穏やかな直刃出来に小足が入った作品を是非お求め下さい。
私が初めて拝見した時は一見して長光と考えたのですが
地金が極めて良く長光を上回る精良な地金でした。名品です。
拵えも龍で統一され見事な作品です。瑕は欠点はありません。
26回重要刀剣鑑定書
葵美術正真鑑定書:全身押し形
価格: 3,000,000円(消費税、送料共)
100%
好评率