ご注文番号:19502
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣鑑定書)
銘:無銘(延寿)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は無銘 (延寿)上々作ランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:63.8センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:3個
元幅:3.04センチ
先幅:2.32 センチ
重ね:0.66センチ
刀身重量:685 グラム
時代:鎌倉時代末期頃
体配:大摺上無銘で身幅が広く重ね尋常な反りやや深く付き切先やや延びた体配の良い姿をした刀。
地鉄:小板目肌に杢目が交り地錵が良く付所々地景が働き淡い映りがあらわれる。
鎬地:小板目肌の杢目肌となる。
刃紋:錵出来直刃やや締まり明るく冴える。帽子、大丸となり返りが浅い。
特徴:延寿派は山城の刀工来国俊の門人と伝える国村を祖として鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて肥後国菊池に栄え、南朝の忠臣菊池家の抱工であったとして名高い。
菊池家の衰退と共に戦国末期まで続いた。国村、国資、国吉、国泰、国信等殆ど時代を同じくして同名数代あり、二字銘が多い。作風は良く来一派に似た所がある。
本作も来一派の特徴を良く表し直刃出来に品格のある冴えた出来。重要刀剣と比較しても何ら遜色無く、再度研磨を行う事で見違える刀となりそうである。
拵:太刀拵え一作拵え
鍔:12編の丸みうを付けた素銅地に家紋と唐草模様を彫る
縁頭:鐺:柏手 その他の小道具は素銅地に唐草模様を彫る
鞘:蒔絵を付けて家紋を描く
目貫:素銅地で文様を彫る
葵美術より一言:本作の延寿は無銘ながらその特徴を遺憾なく発揮しております。
特に身幅が広く反りが深く切先が延びた体配の良さに地鉄は良く練れた地金となり刃紋は直刃できは典型的な延寿といえます。
付随する太刀拵えは素銅地で統一された出来の良い作品です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形
価格:1,200,000円(消費税、送料共)
100%
好评率