ご注文番号:19513
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:泰信法橋源光平
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は泰信法橋源光平としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着岩石はばき
刃長:1尺8寸05厘(54.7センチ)
反り:4分(1.212センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.27センチ
先幅:2.57センチ
重ね:0.7センチ
刀身重量:685グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅が3.27cmと広く重ね厚く
肉置きの良いがっしりとした作品で大切先の豪壮な作品です。
地鉄:小板目肌実に良く練れて地錵が付き
綺麗な地鉄に乱れ映りが鮮明に現れる。
刃紋:小錵出来、丁字乱れに袋丁字乱れ、足、葉盛んに働き
匂口が柔らかく帽子、乱れ込んで小足の葉が働く。刃中、砂流、金筋が働く。
特徴:泰信法橋源光平法橋源光平は出羽入道泰信法橋源光平とも銘し、
江州蒲生郡で出生し後に江戸に出て丁字乱れ一辺倒で一文字写しを制作した。
恐らく光平は一文字写しでは最も上手と言われた新刀鍛冶であったと考えられ、
多く摺上げ無銘にされ古作に改竄された作品があると言われております。
鎬地は柾目になる特徴があり、体配は寛文新刀となりますので
良く観察すると古刀。新刀の相違点が分かると考えます。
いずれにせよ一文字を思わせる光平の作品と言えます。
葵美術より一言: 滅多に出てこない光平のごりごりの作品で
これほどがっしりとした作品は見た事がありません。
恐らく注文打ちの作品と考えます。肉置きが良く
蛤の表面を思わせるしっかりとした作品です。
地には鮮明な映りが現れ、華やかな一文字写しの刃紋が働き
過去研磨を行った研磨師が実に丁寧に研磨を行った痕跡が窺えます。
派手な研磨ではなく差し込み風に研磨がほどこされ、
一見すると手を抜いた様に感じられますが、
昔の研磨方法で丁寧に差し込み研磨を行っておりますので
品格があり、しっとりとした落ち着きのある作品です。
再度研磨をほどこすとかなり派手な作品になりますが
私見ではこの落ち着きのある研磨は捨てがたく
そのまま大切に保存される事をお勧め致します。
まさに光平の最高級品の作品です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形
価格: 1,200,000円(消費税、送料共)
100%
好评率