ご注文番号:19457
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:肥前国住近江大掾藤忠広
新刀:上々作:大業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国住近江大掾藤原忠広としては最上作にランクされる作品です。
最上研磨済み
はばき:銀一重
刃長:71.06センチ
反り:1.67センチ
目釘穴:1個
元幅:2.87センチ
先幅:1.88センチ
重ね:0.64センチ
刀身重量: 695グラム
時代:江戸時代 寛永の頃
体配:身幅、重ね広く反り深く、切先が延びた体配の作品
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が厚く付き
細かな地景が入って独特な肥前肌となる。
刃紋:錵出来、匂口が深くついた太直刃となり
刃縁が柔らかく匂口が深い最上級の刃紋となる。
特徴:近江大掾藤原忠広は初代忠吉の子で作刀技術を学び
寛永9年に父が亡くなって以来二代を引き続く。
初代忠吉は多くの弟子の恵まれその後二代が家督を相続しその後も
弟子が彼を助けてその後の繁栄盤石なものへと確立していった。
永十八年七月に近江大掾を受領し60年間という長期にわたり昨刀を続けた。
作刀数はかなりの数に上るが、上々作である二代忠広は愛刀家の多くが好み、
その人気が良くうかがえる。元禄6年81歳で亡くなる。
弟子には3代陸奥大掾忠吉、播磨大掾忠国、
河内大掾正広、出羽守行広等キラ星の如く
囲まれ更に鍋島藩の庇護の元に阿蘭陀鉄を独占した事で、
独特の肥前地金を獲得し他に地金の流出を禁止する事で
独特な地金を獲得し続けたと考えられます。
本作は近江大掾藤原忠広としては尋常な匂口の深い
直刃出来で匂口の深い穏やかなる作品です。
地刃の出来が良く瑕欠点のない作品です。
大業物としてランクされた名品を是非お求め下さい。
拵:
鍔:円形の鉄鍔の耳に鉄骨が表れ文様を透かす
一見すると尾張を思わせる紫色を帯びた鍔で精彩がある。
縁頭:鉄地に島津家の家紋を金で象眼をほどこす。
鞘:黒呂色鞘に島津家の家紋を影塗りをほどこす。
目貫:素銅地で人物の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形
価格: 1,700,000円(消費税、送料共)
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