ご注文番号:19512
大小:(御委託品)
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大:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:和泉守藤原兼重
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は和泉守藤原兼重としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:70.6 センチ
反り:1.7 センチ
目釘穴: 1個
元幅:3.02 センチ
先幅:2.13 センチ
重ね:0.73 センチ
刀身重量:775 グラム
時代:江戸時代寛永の頃
体配:身幅が広く重ね厚く反りやや深く付き切先やや延びた寛永体配。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が付き美しい地金となる。
鎬地:板目肌の柾目が交じる。
刃紋:錵出来刃区より直刃、その先のたれに互の目乱れが続き高低に変化があり刃中に砂流、細かな金筋が入り明るく冴える。
帽子:丸く返り先、掃掛となる。
拵:
鍔:赤銅木爪型鍔に耳の横には龍を高彫りし金の色絵をほどこす。地には植物の図柄を高彫りし透かしを入れて金の色絵をほどこす。大森英秀と銘がある。(委託品の為無保証)
縁頭:赤銅魚魚子地に武者の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
鞘:黒呂色鞘
目貫:和船に乗る侍の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
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小:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:和泉守藤原兼重
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は和泉守藤原兼重としては最上作にランクされる作品です。
はばき:金着二重
刃長:54 センチ
反り:0.9 センチ
目釘穴:1 個
元幅:3.14 センチ
先幅:2.37 センチ
重ね0.66 センチ
刀身重量:570 グラム
時代:江戸時代寛永の頃
体配:身幅が広く重ね厚く反りやや深く付き切先が大きくびた寛永体配。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が付き美しい地金となる。
鎬地:板目肌の柾目が交じる。
刃紋:錵出来匂口の深い太直刃にのたれが交る。
帽子:丸く返り先、掃掛となる。
拵:
鍔:赤銅木爪型に耳の横には龍を高彫りし金の色絵をほどこす。地には植物の図柄を高彫りし透かしを入れて金の色絵をほどこす。大森英秀と銘がある。(委託品の為無保証)
縁頭:赤銅魚魚子地に武者の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
鞘:黒呂色鞘
目貫:和船に乗る侍の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
小柄:赤銅魚魚子地に武者と波を静める為に太刀を波に入れた物語を高彫りし金の色絵をほどこす。
特徴:和泉守藤原兼重は越前の刀工で、矢ノ根鍛冶にして辻助右衛門と称し始め和泉大掾を受領後和泉守と変わる。
藤堂和泉守に仕えたとされている。
虎徹の師匠とも云われ作風が良く似る。
江戸では康継、繁慶、についで和泉守藤原兼重が現れる虎徹の師匠として知られその作風は匂口の深い互の目乱れ、太直刃などを焼き注目されるのはその明るさと冴えのある作品で電気に翳してみると他工と比較して眩しさを禁じ得ないほど明るさのある作品です。
葵美術より一言:本作の刀の出来は和泉守藤原兼重としては最高級の出来で明るく冴えた見事な出来と云えます。
虎徹が師匠の兼重の作品を真似したと云われるのももっともであると考えます。
虎徹は地金の良さと刃紋の明るさを備えた傑作を製作しております。
本作は地金が良く詰んで美しく、刃紋も明るく匂口が深い互の目乱れとなり砂流し、金筋が働くなど一見すると虎徹に良くにた作品で素晴らしい出来をした作品です。
本作の脇差は長寸で身幅、重ねもしっかりとした作品で匂口が深く井上真改の傑作を見るごとく和泉守藤原兼重としては最上傑作しなと考えられます。
井上真改でも此の様な傑作は少なく明るくさえた作品は大阪新刀真改、助広に何ら劣らない名作と考えます。
後委託者が長く保存しておられた品物で良く自慢をされていた作品です。
恐らくどこかの大名が大切に保有していたに違いがありません。
滅多に出てこない大小、刀身、拵え共セットの作品です
しかも出来が抜群に良い出来ですので是非御薦めしたい大小の作品です。 宜敷くご検討ください
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特別保存刀剣
葵美術評価鑑定:全身押し形
価格: 2,950,000円(消費税、送料共)
100%
好评率