ご注文番号:19432
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:肥前国住近江大掾藤原忠広
新刀:上々作:大業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国住近江大掾藤原忠広としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
ハバキ 銀一重
刃長:71.2センチ
反り:1.1センチ
目釘穴:2個
元幅:2.94センチ
先幅:1.87センチ
重ね:0.75センチ
刀身重量: 650グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:多少の摺上げ。区送があるが銘は全て残り
身幅、重ね尋常な反り浅く切先やや延びた体配の作品です。
地鉄:杢目肌の小板目肌が交り地錵が良く付き
地景が入って良く煉れ肥前独特の小糠肌となる。
刃紋:錵出来直刃、匂口深く足柔らかく刃縁煙る風情となる。
特徴:肥前の刀工近江大掾藤原忠廣は初代忠吉の実子で本名を橋本平作郎という。
父の没した後の寛永十年(1633)紀からの作刀が見られ、
寛永十八年(1641年)に二十九歳の時、近江大掾を受領。
受領後の正保、慶安頃が最盛期であったといわれる。終生忠吉銘は襲名せず、
忠広と銘した。藩より屋敷と切米二十石を拝領し肥前刀の高揚に務めた。
作刀期間は約六十年と長く、長寿であった為作品数は多く作風も多彩である。
元禄六年(1693)八十歳にて没した。長寿であった為作品数は多いが、
寛文三年(1663)頃からの晩年作には三代の代作も見受けられる。
切れ味が良く、大業物に指定されている。
地鉄の美しさでは肥前刀随一といわれ、父忠吉に次ぐ名工との評価が高い。
拵:
鍔:円形の鉄鍔に巴の図柄を高彫りし透かす
縁頭:赤銅石目地に家紋を金で色絵
鞘:黒呂色鞘
目貫:赤銅地で燕の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
葵美術より一言:本作の近江大掾藤原忠広の地金は
特に良く刃先の匂口の深い煙る様は古刀の作品を思わせる。
延寿一派の匂口の深い出来を思い出します。
特別保存刀剣鑑定書(※証書発行待ち)
葵美術評価鑑定書:全身押し形
価格: 750,000円(消費税、送料共)
100%
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