ご注文番号:18570
脇差:白鞘入り(第19回重要刀剣)(委託品)
銘:無銘(広光)
鞘書: 相模国住人広光 但し生無銘 出来優秀 刃長一尺参寸七分有し
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は広光としては最上作にランクされる作品です。
最上研磨済み
登録証番号:昭和26年3月登録
はばき:金着二重
刃長:1尺3寸7分(41.515センチ)
反り:3分(0.9センチ)
目釘穴:3個
元幅:3.07センチ
重ね:0.57センチ
刀身重量:350グラム
時代:南北朝時代
体配:生茎で身幅が広く重ねやや薄く
三つ棟となり先反りがあり表裏に棒樋と添樋が美しく彫られている。
地鉄:板目肌に地景が激しく働き、板目の杢目肌が地景によって肌立ちごころに見える。
刃紋:小錵出来、匂口が深く皆焼となり刃中、足、葉が盛んに
複雑に働き特に物内近辺から激しさを一層増して
刃中、砂流、金筋が盛んに働く。
特徴:広光は南北朝時代の相州の最も良く知られた刀工で
本作は身幅が広くがっしりとした作品であり、これほど大振りである作品は見られない。
地刃が健全で出来葉抜群で正に最上級の広光の作品であります。
通常の刃紋であれば匂口が柔らかく刃染みなどが目立つのですが
本作は固さを感じさせ、研磨の数も少なく製作された時代の姿と地金、
刃紋を良く保っております。無銘であるのが惜しまれこれほど大振りの広光
が存在するのは何故かと考えさせられます。地景の激しさは特筆される働きであります。
なを本作には寒山博士の鞘書が付いております。
第19回重要刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形
価格: 9,500,000円(消費税、送料共)
100%
好评率