ご注文番号：18012

刀：白鞘入り、拵え付き (特別保存刀剣) (委託品)

銘：肥前国河内大掾藤原正広

新刀：上作：業物：肥前

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。

本作の出来は肥前国河内大掾藤原正広としては上々作にランクされる作品です。

上研磨済み

はばき：素銅地に唐草模様を彫る

登録証番号：北海道4478号

交付年月日：昭和48年3月8日

刃長：69.7センチ

反り：1.5センチ

目釘穴：1個

元幅：3.08センチ

先幅：2.07センチ

重ね：0.66センチ

時代：江戸時代寛永の頃

体配：身幅、重ねしっかりとした刀で反りが適度に付き切先がやや延びた体配の良い姿をした刀。

地鉄：小板目肌実によく詰んで地錵が付き綺麗な小糠肌となる。

鎬地：柾目肌良く練れて綺麗な新刀地金

刃紋：錵出来、匂口の深い互の目乱れとなり足長く入り、砂流、金筋がよく働く。帽子丸く返る。

特徴：河内大掾藤原正広は吉信の子で初銘を正永と称し寛永2年11月に正広改名する。

更に寛永5年に河内大掾を受領する。寛文5年2月5日59才で亡くなる。

技量に優れ特に互の目乱れの夏雲を思わせる刃紋ではこの刀工に勝てる者はおらず、近江大掾藤原忠広の代作を行う。

実の息子が二代を引き続ぎ父と同様な作品を数多く残した。

私見ではこの様な刃紋の作成は極めて難しくどれもが水準を超えている。

新刀上作にはなっておりますが新刀上々作の位置に存在する刀工と考えます。

本作は作風が珍しく互の目丁字乱れの作品で匂口が深く足長丁字となり刃中に砂流、金筋がよく働き帽子丸く返る。

出来の素晴らしい作で瑕欠点のない品を是非御薦め致します。　　

拵：

鍔：円形の鉄鍔に周りを赤銅で覆輪をほどこし中に雲龍の図柄を金で色絵をほどこす。

縁頭：赤銅地で六葉の文様を彫る。

鐺：赤銅地で唐草模様を金で色絵をほどこす。

鞘：小豆色に文様を入れる。

目貫：赤銅地で葡萄と思われる図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。

特別保存刀剣鑑定書

葵美術評価鑑定書：全身押し形

価格： 1,400,000円（消費税、送料共）

编号：18012

刀：白鞘入、拵付 （特別保存刀剑） （委托品）

刀铭：肥前国河内大掾藤原正広
刀鋤材质：素铜质地，雕刻唐草模样。
登录证编号：北海道4478号
交付年月日：昭和48年3月8日
刃长：69.7cm
反：1.5cm
目钉穴：1个
元幅：3.08cm
先幅：2.07cm
元重：0.66cm
时代：江戸时代宽永时期
体配：身幅、元重饱满，反适度，切先长，刀姿优良。
地铁：小板目肌，地沸附，形成绮丽的小糠肌。
镐地：柾目肌，绮丽的新刀地金。
刃文：沸出来，气口深互目乱，足长，刃中砂流、金筋动，帽子丸返。

介绍：河内大掾藤原正広是吉信之子，初铭正永，宽永2年11月改铭。此后在宽永5年受领河内大掾。宽文5年2月5日逝世，享年59岁。其锻刀技术高超，擅长互目乱刃文，曾为近江大掾藤原忠广代作。其子继承二代后与其父一样留下大量刀作。鄙见本作这样的刃文是极为难得，可以说是超水准发挥的，不仅仅是新刀上作，而是新刀上上作的水平。本作极为珍贵，互目丁字乱，气口深，足长入，刃中砂流、金筋动，帽子丸返，是一口极为难得的作品。　　

拵：
刀镡：圆形铁质，周边赤铜覆轮，金绘云龙的图案。
缘头：赤铜质地，雕刻六叶的纹样。
铛：赤铜质地，金绘唐草模样的图案。
鞘：小豆色，绘纹样。
目贯：赤铜质地，高彫类似葡萄一样的图案，金绘。

特別保存刀剑鉴定书
葵美术评价鉴定书：全身押形

售价： 1,400,000円